ダバオ市の動物保護施設は、近隣住民からダバオ市政府に提出された、根拠のない苦情によって、永久閉鎖の危機に瀕していることに懸念を表明した。ハッピーアニマルズクラブの創設者兼オーナーであるケン・アマンテ氏は、Facebookで、地元政府から施設の永久閉鎖を命じられたため、もう動物を救助することはできないと語った。
彼は、動物保護施設に対して、保健省ダバオ市事務所(以下CHO)の職員が、「動物たちを没収してドッグパウンドに連れて行く」と言ったと主張した。CHOが根拠のない苦情に熱心に対応し、閉鎖を命じたことに怒りを感じている。
彼らの隣人が動物保護施設の隣の土地を買ったのは2019年のことで、その時点で施設は5年間そこにあった。アマンテ氏は、「隣人はどこか別の場所に引っ越す意思があるが、すぐに引っ越しをする資金がないため、悪臭がするという虚偽の苦情によって追い払おうとするのはひどいことだ」と述べた。
また、アマンテ氏は新しいシェルターを設置するのに必要な少なくとも500万ペソを寄付することができない限りこの提案をしないで欲しいとCHOに連絡をしたが、返信はないという。動物たちが暮らしやすい環境づくりを地域全体で行っていくことが動物の幸せに繋がるため、素早い解決が求められる。
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