ダバオ市のヘレイナ・ドミニク・ソー(カラテピリピナスB所属)は9月8日、2023タイ・オープンの女子12歳未満、40キログラム未満の組手で銀メダルを獲得した。
ソー選手は、決勝戦でネパールのサンユナ・マガル(ニューシェイプ空手アカデミー所属)に1-0のスコアで敗れた。また、銅メダルを獲得したのはタイのナッタニチャ・クリタヤピロム(ボーイジム所属)だった。ソー選手はさらに、女子12歳未満の型でもアリソン・ルパル・ザクサ(インド空手協会所属)とともに銅メダルを獲得した。
空手道振興協会(AAK)ダバオ代表のロンメル・タン氏は、「ソー選手は、他の選手と共に空手フィリピン代表チームの中で、ダバオ市を代表する唯一の選手だ」と語った。
ダバオ・クリスチャン高校に通う10歳のソー選手は、第29回ソー・キム・チェンスポーツ財団年間スポーツ賞2023を受賞した。同選手は4歳から空手を始めたが、元々は楽しみとして稽古に参加していた。しかしやがて地元や地方、全国、そして国際的な大会にも出場するようになっていった。2023年7月の授賞式で、ソー選手は、トレーニング・規律・犠牲・粘り強さがこのような偉業を達成した礎になったと強調した。
ダバオには空手の道場があり、スポーツとしての認知度も徐々に高まりつつある。ソー選手はまだ10歳ということで、今後の競技人生にも期待がかかる。来年にはパリオリンピックが開催される。他のスポーツの分野で活躍するダバオ出身の選手にも注目だ。