2023年4月25日、ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長が大阪府泉南市を訪れ、姉妹都市協定に調印した。これにより、両都市の経済、貿易、観光の関係を強化することが期待されている。
ダバオ市のセバスチャン市長と泉南市の山本優真市長はこの日、泉南市の泉南ロングパーク(泉南りんくう公園)内の施設SORA RINKUで、両市の姉妹都市協定に署名した。ダバオ市、フィリピン総領事館、外務省、大阪府、泉南市の代表者らがこれに立ち会った。
午前中には市役所で市長同士の会談が行われた後、ダバオ市の代表団は泉南市議会を表敬訪問し、セバスチャン市長が議会に対してスピーチを行った。昼食には市長の要望に応え、SORA RINKU前にタコ焼きや穴子の天ぷら、串カツなどのキッチンカーが配備された。
J. メルチョール・キタイン・ジュニア市長代理は、今回の提携が姉妹都市間のビジネス、貿易、教育、文化交流やプロジェクトの促進に役立つとの楽観的な姿勢を示した。「私はまだ内容を読んでいないが、姉妹都市提携は通常、さまざまな面での相互理解と協力を伴うものなので、この年にプラスの効果をもたらすだろう」と同氏は語る。
ダバオ市一行は大阪から東京に移動し、東京でフィリピン大使館主催のビジネスマッチングなど複数のイベントに参加したのち帰国する予定である。両都市は、昨年ダバオ市で調印された友好都市提携から、さらに一歩進んだ関係となった。今後の両都市の相互作用が良い方に循環することを期待したい。