11月17日水曜日、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ラカス党(Lakas-CMD)の幹事長になったことを正式に明らかにした。このことは18日木曜日におこなわれたラカス党の会議で明らかになったもので、前任のBong Revilla上院議員から引き継ぐ形となる。
会議に参加したサラ市長は、政党でも上の立場になることを誇りに思うと述べ、「この日が来るとは思ってもいませんでした。ダバオ市から嬉しく思っています。もっとダバオ市の市長としてたくさんのことを成し遂げたいと思っていますが、何をしてきたかは皆さんご存じと思います」と語った。
そして、「コロナ禍で難問に直面している仲間のフィリピン人のことを考えて」この挑戦を引き受けたと述べ、ラカス党とその党員は「国民のために働くことを絶対に放棄しない」と言葉にした。
これまでのサラ市長の動きとして、まず、11月11日に、自身が立ち上げた政党「Hugpong ng Pagbabago (HNP)」を出て、その日のうちにラカス党に入党した。その後13日、2022年の選挙に副大統領候補として出馬することを発表した。また、同党で大統領選に出馬するマルコス氏は、サラ市長とともに選挙に臨むことを公式発表している。
サラ市長が国政に関与しようと大きな動きを見せている。ダバオ市をまとめてきたサラ市長は、国勢調査でも人気が高い。どのような選挙になるのか注目したい。