ダバオ市のバスに新たなルートが設置されることになった。新品のバスはとてもきれいで、エアコンも設置されている。今回は、バス設置の背景や、上り線および下り線のルートについてお伝えしたい。
今回新設されたのはダバオ市の「カタルナングランデ(Catalunan Grande)」から「Roxas Avenue」を結ぶルートである。これまで、別ルートのバスは既に設置されているため、今回のルートが2つ目となる。当該ルートもまた、これまで通勤・通学の需要が高かったルートである。そして、計6台のエアコンが付いたバスが運行し、毎日午前5時から午後6時まで、15~20分置きに運行する予定だ。
ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ダバオ市役所は、安全で、より快適な公共交通システムを作っていきたいというビジョンを持っており、将来的に「強い経済成長、持続可能な開発、そして全員の生活の質向上」をもたらしていきたいと語った。今回の取り組みは、186億ペソを投じている「ハイプライオリティーバスシステム(High Priority Bus System: HPBS)」計画の一部としておこなわれているもので、ダバオ市も交通指針で優先度の高いプロジェクトとして言及しているものだ。また、今回設置されたバス6台に加え、今後さらに15台を追加していきたいとも語った。
また、サービスを提供するバス会社「Davao Metro Shuttle Corp社」は、公共交通もCovid-19の影響を受けたと語った。そして、「コロナ禍でもバスを設置することは挑戦する価値があることだ。ダバオ市民の皆さんに安全で清潔、かつ快適なサービスを提供していきたい」と語った。さらに、キャッシュレス決済対応の「Beep card」も近日中に販売されるとのことだ。
バス停の設置箇所は、下記のとおりである:
【上り線】Elenita Heights Subdivision, San Gabriel, Deca Samantha, SGR Village, Catalunan Grande Barangay Hall, Pag-ibig Homes, San Isidro Labrador Parish, Petron Bangkal, Flores Village, Tahimik Avenue, Talomo Police Station, GSIS Subd., Petron Near Corner Quimpo, South Grove, Fronting Doña Luisa Village, SM City in Ecoland, Fronting University Ave., Fronting Gasera, Felcris Centrale, Corner Rizal St., Infront of Aurora St., Ateneo Roxas Ave
【下り線】Roxas Avenue (Ateneo de Davao University), Camus Ave, Mercury Bankerohan, UM Matina, Malayan Colleges Mindanao, NCCC Layby, Coca-Cola Village, Davao Memorial Park, Fronting Rolls Royce St., Fronting Kawayan Drive, GSIS Subd., Talomo Police Station, Tahimik Drive, Fronting ACC Auto Shop, SPeD Bangkal, Petron Bangkal, San Isidro Labrador Parish, Pag-ibig Homes, Cat. Grande Brgy. Hall, SGR Village, Deca Homes, San Gabriel, Elenita Heights.