【News】テロ行為を未然防止するため、バスの検査がおこなわれる

バスターミナル

タスクフォース・ダバオは、3月14、15日の2日続けて、テロ行為や恐喝を未然防止するため、ダバオデルサル州のSta.Cruzとダバオ市のLasangでランダムにバスを検査する取り組みをおこなった。先日の北コタバト州Tulunanで発生した爆破事件も踏まえておこなわれたものだ。

タスクフォース・ダバオの司令官Consolito Yecla氏は、乗客に対し下記の検査に協力するよう依頼したと語った。まず、チェックポイントに到着したら、荷物検査を受けること。荷物検査の間に、金属検査や顔認証などをタスクフォース・ダバオ職員にしてもらい、その後体温検査を市保健局の職員にしてもらう。その際、有効なSafe Davao QRの提示も求めた。そして、病気の人、高齢者、妊娠している人、小さな子どもと搭乗している人はバスで待機できたが、荷物は人為的な検査を受けた。

タスクフォース・ダバオは、バス会社へのセキュリティに関するオリエンテーションもおこなったという。そして、検査されていなかったり、重かったりする荷物は預からないよう依頼している。

さらに、タスクフォース・ダバオは、自分の荷物をしっかり持っておくよう市民に再度呼びかけた。放置された荷物は、危険物とみなされてしまうからだ。

ダバオ市はナイトマーケットや旧ダバオ国際空港での爆破事件などが発生したことを教訓に、「Culture of Security(安全を確保することを文化に)」というキーワードを掲げて今回のような取り組みを積極的におこなっている。悲しい事件を再び生んでしまわないように、ダバオ市は積極的に安全のための取り組みをおこなっている。