国内インターネット会社大手のGlobe社は、ビサヤ地方およびミンダナオ地方の複数の都市の回線を3Gから4G LTEにアップグレードする計画であることを明らかにした。携帯電話の通話やデータ通信環境が飛躍的に改善されることが期待される。また、同社ではその移行に向けたサービスもおこなっている。
Globe社は、ビサヤおよびミンダナオ地方の古い3G機器を、今後5G対応にできる4G LTEのものに切り替える計画だと発表した。最初に切り替わる対象となる都市は、ビサヤ地方のバコロド市、セブ市、マンダウエ市およびラプラプ市、ミンダナオ地方のダバオ市およびカガヤンデオロ市である。すでに国内の199都市では導入を終えており、顧客からは好意的なフィードバックが多く寄せられている。それによると、通話やショートメッセージ、データ通信の質が上がったという。
同社では2021年に4G LTE回線への移行を早く進めていく方針だ。これに向けて、SIMカードを今後の5Gや4G LTE対応できるものに切り替え、端末も4G LTE対応のものにアップグレードするよう顧客に周知しているところだという。SIMカードの交換は、同社店舗でおこなうことができ、番号も前のままにできるという。ただし、セキュリティの問題で、SIMカードのアップグレードは店舗でしか対応できないという。
ダバオ市内の携帯電話通信の状況も、今年さらに改善されることが期待される。