新型コロナウィルス感染拡大が収束し始めたことで、サマル島アイランドガーデン市(IGaCoS)のビーチリゾートが8月1日から再営業を許可されて早くも1か月が過ぎた。同市が明らかにしたところ、同島の宿泊及び観光施設では徐々に営業が再開し始め、現在は施設の収容人数に対して50%以内で営業が許可されているという。
同市のウイ市長は、コロナ下での施設側の受入れ体制として、宿泊施設への予約がない宿泊客は受入れを行っておらず、島内の施設に宿泊する人が新型コロナウィルスに感染した場合も必ず本人や接触者を追跡できるようQRコードシステムを用いて管理されていると述べた。
また、現在はダバオ地方からのみ観光客の受入れを行っており、この措置は感染者がダバオ地域外に出境してしまうことで、追跡が困難になること、ダバオ地域外からの受入れを行うことで、新型コロナウィルスへの感染リスクを高めてしまうことを物理的に抑制することが狙いであると付け加えた。
さらに、万が一島内で島民や観光客が新型コロナウィルスに感染した場合でも、市が営業を再開していない宿泊施設を借り上げ、隔離施設として利用しており、感染者に対して迅速な対応を取ることが出来る体制を整えていること等、感染対策に万全を期していることを強調した。