【News】ミンダナオ産コーヒーを輸出する日系企業がクラウドファンディングに挑戦中

©PMCEI提供

25日(火)、ミンダナオ産コーヒーやカカオの輸出を手掛ける日系企業ピスタシアミンダナオコーヒーエクスポート社(PMCEI)は、自社の提携するコーヒー農園とのコラボレーション企画として、コーヒー樹木のオーナーシップ会員権を1本から所有できるクラウドファンディングを始めた。

クラウドファンディングはアポ山麓で最高級農園(2019年フィリピン品評会優勝農園)のコーヒー樹木オーナーシップ会員権を1本から所有でき、毎年農園から収穫された豆が支援した人の手元に届くという。また今回クラウドファンディングで集まった資金は農村の貧困改善・環境保全にも利用されるということだ。

PMCEI社代表の太田氏によると、クラウドファンディングに挑戦するのは初めてであり、世界的にマイナーなフィリピン産コーヒー豆が広く日本で伝わるきっかけになればという。また、扱う豆は全てスペシャリティークラスであるので、純粋にスペシャリティーコーヒーのフルーティーな香りと深い味わいを楽しんでもらえたらと話す。

PMCEI社は、2017年8月設立。フィリピン投資委員会(BOI)から中小企業として初めて2017~19年の投資優先計画(IPP)において輸出事業認可を受けた日系企業で、南ダバオ州バンサラン町のバランガイマナガとその周辺の小規模農家、農協で収穫されたコーヒー豆やダバオ市内で収穫されたカカオを日本へ輸出している。