【News】ダバオ市では193名の新型コロナウィルス感染者を確認、1日に15名増加で集団感染発生か

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フィリピン保健省ダバオ支部によると、5月18日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は193名であることが発表された。うち22名が死亡し、92名は既に回復したという。新たに1日で15名が感染を確認され、総感染者数は大幅に増加する結果となった。

ダバオ市では4月4日から5月15日まで強化されたコミュニティ防疫施策を導入していたが、その措置を緩和して5月16日から一般的なコミュニティ防疫に移行している。しかしながら、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)でロックダウン(封鎖)という事態を招いている。

今回、新たに感染が確認された患者15名の年齢は19歳から65歳までと幅があるが、全て同じバランガイ(行政の最小単位)23-Cの居住者であることが判明している。23-Cはダバオ市がロックダウン(封鎖)を決定したしたバランガイのひとつである。

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、一般的なコミュニティ防疫は封鎖解除ではなく、市内の感染リスクが高い地区、または人が多く集まる場所には近付かないように市民に呼び掛けている。しかしながら、経済活動が徐々に再開された街では各所で渋滞が発生するなど、人々が多く外出することで、さらなる感染拡大が起きないか懸念される。

Barangays 21-C and 23-C, Davao City. Map courtesy of Google