フィリピン保健省ダバオ支部によると、5月14日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は171名であることが発表された。うち22名が死亡し、83名は既に回復したという。4日連続で感染者0名であったが、1日で12名と大幅に増加した。
ダバオ市では4月4日から26日まで強化されたコミュニティ防疫施策を導入していたが、その措置を5月15日まで延長し、より一層厳しい都市封鎖施策を取っている。 しかしながら、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)でロックダウン(封鎖)という事態を招いている。
強化されたコミュニティ防疫(ECQ)の期限は、本日5月15日である。フィリピン政府は12日(火)、現在国内で発令されている新型コロナウィルス感染拡大における隔離措置の延長について会見を行い、ダバオ地方は16日以降、現在の強化されたコミュニティ防疫(ECQ)から一般的なコミュニティ防疫(GCQ)へ移行されると述べ、ダバオ市も14日(木)に対応を決定するしていた。
しかしながら、ダバオ市は14日(木)に 草案をのみを公表しただけで、15日(金)午前8時時点では正式な発表を行っていない。これは、昨日に新型コロナウィルスの新規感染者が12名確認されたことも影響しているとみられる。いずれにせよ、強化されたコミュニティ防疫は今日期限を迎えることもあり、本日中に明日以降の都市封鎖施策について、同市から公式な発表がされる見込みである。