ダバオ貿易産業省(Department of Trade and Industry、以下DTI)は、ダバオ市のサウスイースタンフィリピン大学(The University of Southeastern Philippines、以下USEP)でファブラボを開設したことを発表。本施設は中小企業向けのデジタル・ハブとしての機能も備わっているそうだ。
2月13日に開かれた記者会見の際には、本プロジェクトは中小企業や学生、ならびに地方内の専門家たちにアイデアや創意、イノベーションの場を提供することを目指していると述べたほか、施設は中小企業の競争力向上に貢献する優れた技術や設備へのアクセスを与えるとも説明した。
ファブラボには3Dプリンターやレーザカッター、携帯式の3次元スキャナー、刺しゅうミシン、UVプリンター、布地用熱プレス、ならびにTIG(タングステンイナートガス)溶接機などの機器で完備される予定。
本施設はDTIリージョン11の共有サービス施設プロジェクトの1つとされており、USEPおよびダバオ科学技術省(Department of Science and Technology)とパートナーシップを結ぶDTIダバオが運営する。