ダバオ市の一角にあるガイサノモールは最近、中央のアトリウムを見下ろす5階の手すり前方にフェンスを設置。これは、モールの運営陣と公共安全保障センター(Public Safety and Security Command Center)、ならびにダバオ市警察(Davao City Police Office、以下DCPO)が協力して実施している。
このような工事が行われた理由だが、同モールでは過去5年間に飛び降り自殺が3回発生しており、今年1月にも16歳の少年が飛び降りる事件(彼は奇跡的にも生存)が起きている。これらは全て5階から飛び降りていたことから、再発防止のための対応であった。
DCPOのAlexander Tagum警視正はモールに対して以前から、手すりの高さを上げること、重要エリアに監視カメラを増設すること、そして市民が棚に近づかないよう警備員を配置することを提案していたそうだ。
この度モールが取った安全対策について、多くのネットユーザーが賞賛している一方で、一部からは短期的な解決策でしかない、3~4階も飛び降りスポットになりかねないなどの指摘の声もあがっている。