今年3月から6月25日までの間で、エネルギー省( Department of Energy 以下、DOE)は、違法にLPガスが充填された小型のガス缶、約7,000缶を没収したことを明らかにした。DOE関係者のNilo J. Geroche氏は、LPガスが充填された小型のガス缶とブタン缶を購入しないよう、消費者に呼びかけている。
また、DOEの科学研究の専門家のTheodric Alingalan氏は、小型ガス缶は1回の使い切り用に作られており、キャンプなどのアウトドアアクティビティーでの1回きりの使用のためにあるものだと述べた。LPガスの再充填は違法であるが、それにも関わらず、未だ市内の特に住宅エリアで販売されている。LPガス、ブタンガスの再充填は大変危険であることを強調した。
没収された小型ガス缶のほとんが、アグダオ、バンケロハンとパナカンの公設市場で販売されていたものであり、主に学生が寄宿舎で使用するために購入するという。「小型ガス缶はとても軽く、持ち運びやすく、1缶、10ペソから20ペソという手頃な価格で買えることは理解している。ただ、大きなLPガス缶を購入する方が、実際には安く、節約になる」とGeroche氏は話した。
DOEの調査により、これら再充填された小型ガス缶がダバオ市内からではなく、パナボ市やタグム市から来ていることがわかった。DOEは地元政府と協力し、これら違法行為の摘発に乗り出していくという。