【News】ミンダナオのバナナ農園の治安は向上

バナナ

ミンダナオのバナナ農園の治安は良い方向に向かっていると、フィリピンバナナ生産者と輸出業者協会(Pilipino Banana Growers and Exporters Associations 以下、PRGEA)の代表である、ステファン・アンティグ氏は述べた。ミンダナオの治安についての懸念は、バナナ産業に影響を与えてきた。氏によると、昨年や今年の初めに比べ、ようやく状況は良くなったと言えるようになったとのこと。

昨年の初めには、ブキドノン州の新人民軍(New People’s Army)のメンバーと思われる者たちにより、建物や設備が焼かれ、1,500万ペソ相当の被害がでた。Lapanday Foods Corporation社の包装作業所は、2017年の4月に共産党グループに攻撃、火を放たれ、小規模の建物で約800万ペソ、大規模のもので約8,800万ペソの被害総額となった。

この攻撃を受けてアンティグ氏は、昨年の10月に、ミンダナオのバナナ農園周辺の治安を維持するために、民間の人々からなる治安維持部隊、Citizen Armed Force Geographical Unit(以下、Cafgu)を結成することをアナウンスした。これらの人々はすでに農園に配置されており、最近では、反乱グループによる、攻撃は報告されていない。

氏は「軍はこのCafguを農園に配置する考えを大いに支持してくれています。民間企業として制服と給与はこちらから支給するが、トレーニングや銃器は軍から支給されています」と説明した。