【News】6,000人以上の子供たちが、麻疹の予防接種をうける

子供たち

ダバオ市保健局(以下、CHO)は、麻疹の流行の可能性を阻止するため、各々のバランガイにて予防接種を行っている。事の発端は、市内2つのコールセンターで先週、少なくとも16人が麻疹にかかったとの報告があったことからだ。

CHOの責任者であるDr. Villafuerteは、コールセンターでの麻疹の発症が、流行につながり、子供たちに感染する恐れがあると述べた。また、1件の症例から流行につながることもあることを強調し、「我々は、流行が始まると先ず、子供たちが感染することから、直ちに予防接種の開始を決定しました。我々は、市内すべての地区で予防接種を行い、子供たちの安全と保護を確保します」とも話した。2日間で6,000人以上の子供たちがすでに予防接種を受けた。

2017年11月から今年の1月12日までで、市内で合計222の麻疹の症例報告があり、1月だけでは68件となっている。CHOは、子供が麻疹の様な症状をみせた場合は、すぐに病院やヘルスケアセンターに子供を連れて行き、適切な治療を受けさせるよう親たちに強く促している。症状には、高熱、痛み、発疹、眼の赤みなどがあり、インフルエンザの様な症状をみせることもあるという。