ミンダナオ大学世論研究所(UM-IPO)の調査によると、サラ・ドゥテルテ・カルピオ市長の支持率は、90.87%とのこと。 調査は10月11日から21日に行われ、回答は、ランダムに選ばれた、1,200人のダバオ市民から得た。市民の市長に対しての評価は、“優良”である。
LGBT又は第3の性が最も高い支持率で92.16%、男性が90.88%、女性が90.87%であった。シニア層も高く91.3%、未亡人と離婚者は92.3%である。また所得別にみると、他の所得者層に比べて、高所得者(Class A)が最も高く92.3%。一方で、月の所得が5000ペソ以下のClass Eは90.87%であった。そして最終学歴別でみると、小学校は90.91%、高校は90.88%、職業学校は92.66%、カレッジは90.87%であった。
「市長はまだ1年目であるのに、この結果はすばらしいです」と、UM-IPOのタマヨ氏は話し、「サラ市長による行政は、幅広くカバーしているようです。社会的弱者(第3の性、シニア層、未亡人と離婚者)の政府にしています。依然、富裕層や高等教育を受けた人も利用できる政府です」とも話した。
調査の間、いくつかの提案も集まった。広範囲にわたるバランガイに焦点を当てること(情報、予算、すでに始まっているプロジェクトの継続)、道路の拡張や湾岸道路、露店の合理化による交通状況の改善、市政府の業務のコンピューター化、奨学金制度の簡略化、シニア層へのサポートなどである。
また、小規模農家への補助金、排水設備の改善、マリログへの水道設備の設置、機器の提供によるヘルスセンターへのサポート、小規模企業へのサポート、失業者や働いていない母親への生活訓練(支援)、路上生活者・ストリートチルドレンへの対策なども提案としてあげられた。