マラウィ市は、先日終戦を迎えたマラウィ紛争で荒廃してしまった街を再建するため、ダバオ市からの約500万ペソの補助を受けることになった。ダバオの市長であるサラ・ドゥテルテ氏は11月7日火曜日に市議会を通し、マラウィ市をサポートすることを宣言した。
サラ市長は、マラウィ市のためにQuick Response Fund (QRF)の資金を使い、約9100万ペソをダバオ市に残すことにしている。通常QRFは、ダバオ市が大災害や緊急事態の宣言をしない限り、QRFは使用されない。
11月6日月曜日、サラ市長が公開した声明文では、「同郷であるマラウィを支援することはダバオの義務である」と述べている。また、サラ市長は地方自治体の組織に対しても、彼らの災害支援金を分け与えるよう呼びかけた。Finance Committee Chairman CouncilorであるDanilo Dayanghirang氏もサラ市長と同様に、「ダバオには悩む理由がない。」と述べた。
これまでにダバオ市は財政援助を他の地方自治体にも行った経験がある。例えば、2013年に台風で被害を受けたフィリピン中部のビサヤ諸島に位置するタクロバン市とレイテ島に700万ペソを提供した。さらに2016年には、ミンダナオ島南部の内陸にあるコタバト州の農夫らが干ばつ影響を受けたことから、3150万ペソを寄付した実績がある。