フィリピン政府系の住宅開発相互基金「Pag-IBIG Fund(パグイビッグ基金)」は、政府の住宅供給政策「Pambansang Pabahay para sa Pilipino(フィリピン人のための国民住宅プログラム、通称:4PHプログラム)」の対象住宅を購入する先着3万人を対象に、年利3%の優遇金利を最長10年間適用する期間限定キャンペーンを実施し、利用を呼びかけている。
「Pag-IBIG Fund」ビジネス開発部ミンダナオ担当マネージャーのグレース・C・カマガナカン氏は、記者会見で、「このキャンペーンは、全国の『4PH』住宅プロジェクトを利用する条件を満たした先着3万人の会員を対象としています。通常は、5年後に行われる住宅ローン金利の見直しを10年間据え置き、年利3%を維持する仕組みです」と説明した。
また、この優遇金利は「Pag-IBIG Fund」が通常提供する住宅ローン金利を大きく下回る水準だと強調した。
対象となるのは「Pag-IBIG Fund」の会員であるフィリピン人労働者で、「フィリピンで働く人であれば、基本的に自動的に会員となっています」と説明した。
カマガナカン氏は、「Pag-IBIG Fund」が融資する社会住宅についても紹介した。ダバオ市の「Peoples Ville(ピープルズ・ヴィル)」は、現在も「4PH」プログラムの対象で、住宅価格は145万ペソとなっている。
一方、住宅都市開発省(DHSUD)は、戸建て住宅などの水平型住宅について、最大180万ペソまでの融資を認めているが、「Peoples Ville」ではそれを下回る価格で住宅を提供しているという。
「Peoples Ville」で融資を受けた住宅では、返済額が最も低いケースで2,331.89ペソ(月額)となり、利用には月収13,325ペソ以上が必要となる。
また、「4PH」プログラムの対象住宅として、パナボ市の「Deca Panabo Home(デカ・パナボ・ホーム)」も加わった。
住宅価格は95万ペソで、年利3%を適用した場合、最も低い返済額は4,005.24ペソ(月額)、最低月収要件は11,443.54ペソとなる。
カマガナカン氏は、「『4PH』プロジェクトがダバオに整備されたことは、市民にとって大きな恩恵です」と述べ、優遇金利キャンペーンの実施期間中に、より多くの「Pag-IBIG Fund」会員が政府の低価格住宅制度を活用するよう呼びかけた。






