海上自衛隊の護衛艦「いかづち(DD-107)」が2026年5月30日、ダバオ市のササ埠頭に寄港した。これを受け、東ミンダナオ海軍部隊(以下NFEM:Naval Forces Eastern Mindanao)は同艦の到着を歓迎した。
フィリピン海軍は声明を発表し、今回の訪問がフィリピンと日本の間の永続的な友好関係および高まる海洋協力を示すものだと強調した。
護衛艦「いかづち」は、むらさめ型護衛艦で、日本の海上防衛および安全保障体制を支援する多様な任務に対応する設計となっている。全長は約151メートル、満載排水量は6,000トンを超え、海上自衛隊の主力水上戦闘艦の一つである。
同艦はガスタービン推進システムを搭載し、最大30ノット以上の速力を発揮できる。また、対水上戦、対空戦、対潜戦に対応する装備を備え、先進的なレーダーやソナー、戦闘システムにより、各種海上脅威の探知・追跡・対処が可能である。
さらに、人道支援・災害救援活動や海洋パトロール、多国間海軍演習にも参加しており、艦載ヘリコプターの運用により、監視、捜索救難、対潜任務における能力も強化されている。
フィリピン海軍は、「いかづち」は20年以上にわたり日本国民のために任務を遂行し、インド太平洋地域における多くの演習や親善訪問、多国間連携に参加してきたと説明した。
また、同艦の士官および乗組員について、高い専門性を備え、海上自衛隊とフィリピン海軍に共通する規律、献身、奉仕の精神を体現していると評価した。
「いかづち」の艦長、龍相 延一海佐は、「今回のダバオ市への訪問は単なる寄港ではなく、日本とフィリピンの間の友好、信頼、協力の象徴である。ササ埠頭での『いかづち』の受け入れは、両国間の強固な海洋パートナーシップを示すものであり、平和で安全かつ繁栄した地域への共通の取り組みを象徴している」と述べた。
NFEMの報道官レナンテ・ヴィレラ海軍少佐は、「このような訪問を通じて、日本との関係を維持し、さらに強化している。記憶に新しいが、1月にも日本の艦艇がダバオを訪れている」と述べ、今回の訪問が両国の海軍関係の維持・強化に寄与するとした。
さらに今回の寄港は、インド太平洋地域における海洋協力の深化および防衛・安全保障関係の強化に向けた、両国の継続的な取り組みの一環であると付け加えた。






