【News】マンゴー窃盗疑いで7歳児死亡―バンサモロ人権委員会が子どもの権利侵害と強く非難

警察

マンゴーを盗んだ疑いで7歳の子どもが激しい暴行を受け、死亡する事件が発生した。バンサモロ人権委員会(以下BHRC:Bangsamoro Human Rights Commission)は、この事件を子どもの権利および人間の尊厳に対する重大な侵害として、強い憤りと非難を表明した。

BHRCマギンダナオ・デル・スル州事務所は4月9日、声明を発表し、この殺人事件を「非人道的な行為」と断じ、遺族に対して哀悼の意を示した。同時に、愛する子どもを失った家族の取り返しのつかない喪失を強調した。

声明によると、すべての子どもは成長の過程において尊重され、保護されるべき不可侵の権利を有しており、これには食料、安全、そして何よりも「生きる権利」が含まれる。果物を取るといった行為を理由に、子どもの権利が侵害され、命が奪われることは決してあってはならないと指摘した。

初期報告によれば、少年は許可なくマンゴーを取ったと疑われ、木片で繰り返し殴られた結果、死亡した。この事案は、児童の権利擁護団体や当局の間で大きな懸念を呼んでいる。

BHRCは、2019年バンサモロ人権法に基づき、地域の子どもを保護する責任を改めて強調した。人権侵害の調査を行うとともに、法執行機関と連携して責任の追及を進める方針を示している。また、バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)における「子どもの権利擁護機関」としての役割も担っていると説明した。

今回の事件は国内法のみならず、国際的な人権基準にも違反するとされる。BHRCは「児童の権利に関する条約」(国連児童権利条約)を引用し、国家には子どもの最善の利益を優先する義務があると指摘した。

さらに同委員会は、法的側面に加え、道徳的および宗教的観点からもこの行為を強く非難した。子どもの命を奪うことは、慈悲や人命尊重の価値観に反する重大な不正義であると強調している。

BHRCは事件の映像を確認し、子どもに加えられた暴力について深い懸念を表明した。目撃者や地域住民に対し、捜査に資する情報提供を呼びかけており、提供者の秘密は厳守されるとしている。

当局は今後、徹底的な捜査を行う見通しであり、法執行機関に対しては、責任者の迅速な訴追を求めている。

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