ダバオ地方のインフレ率が、今年4月には4.3%であったが、5月には5%と上昇していることがわかった。
フィリピン統計庁ダバオ地方(Philippine Statistics Authority 以下、PSA11)の報告によると、5月のダバオ地方のインフレ率は、同月のフィリピン国内のインフレ率である4.6%より、ずっと高い数字を示している。また、昨年5月は2.2%であり、倍にもなっている。
PSAによると、この高いインフレ率はほぼ全ての商品グループで起こっているとのこと。アルコール飲料とタバコでは、4月の14%から5月には14.5%へと上昇、輸送費は6.2%から7.7%へ、食料品と飲料は5.4%から6.1%へ、衣服と靴は3.1%から3.4%へ、不動産、水道、電気、ガスやその他の燃料は1.3%から2.5%へとなっている。
レストラン業界や雑貨、サービス業の上昇率は他に比べ低く、4月の3.1%から5月には3.2%へと上昇。家具、家庭用機器などは2.2%から2.3%へ、レジャー業界は1.8%から1.9%へ、通信費は1%から1.1%へとなっている。また、医療費や教育費のインフレ率には変化はなく、それぞれ、4.6%と2.6%である。
ダバオ地方の全ての州においてインフレ率が上昇しており、東ダバオ州では4月の5%から5月には6.4%へ、南ダバオ州では3.9%から4.5%へ、ダバオ州は5.1%から5.3%へ、コンポステラ・バレー州は4.1%から5%へとなっている。