
ダバオ・オクシデンタル州のホセ・アバド・サントス町およびドン・マルセリーノ町では、熱帯収束帯(ITCZ)の影響による継続的な降雨により、地滑りや洪水が発生している。
ドン・マルセリーノ町では、市災害リスク削減管理局(以下MDRRMO)が、キナンガ村サラドック周辺の道路が地滑りのため通行不能となっていると報告した。現在、市公共事業局(MEO)が道路の復旧作業を進めており、通行再開を目指している。
また、5月18日には激しい降雨により町内の複数の道路が通行不能となった。ラワ村にあるシティオ・カワヤン、キオボグ、ロウアー・ケピヤでは洪水が発生し、すべての車両が通行不可能となったため、運転者には代替ルートの利用が呼びかけられた。
同日、クラナン村のキュレッドでも地滑りが発生したが、影響を受けた道路は5月19日までに撤去作業が完了し、通行が再開された。一方、ラワヨン橋は継続する降雨の影響で崩落し、川の右岸に設けられた代替ルートが案内された。
一方、ダバオ地方防災局(以下OCD-Davao)は「降雨警報第1号」を発表し、ダバオ・デ・オロ州のニュー・バターン、マラグサン、パンツカン、ラーク、コンポステラ、ならびにダバオ・デル・ノルテ州のタグム市、サント・トマス、ニュー・コレラ、アスンシオン、サン・イシドロにおいて、弱い雨から中程度の降雨が予想されると伝えた。
また、ダバオ・デ・オロ州のナブントゥラン、マワブ、マコ、マビニ、モンテヴィスタでは、中程度から一時的に強い雨が見込まれている。
OCD-Davaoは、住民および関係機関に対し、引き続き警戒を呼びかけるとともに、最新の気象情報に注意を払うよう促している。