
ダバオ市は2024年のNumbeo安全指数で72.5のスコアを達成し、東南アジアで3番目に安全な都市としてランクされた。Numbeo安全指数は、世界中の都市や国のユーザー提供データに基づくグローバルなデータベースである。この成果は、都市の安全と治安に対する揺るぎない取り組みを示しており、地域の平和と秩序の模範としての評判をさらに強固なものにしている。
ダバオ市警察局(以下DCPO)のデータをみても、2024年の犯罪率は大幅に減少したという。これには積極的な法執行戦略、地域社会との連携、広範な監視プログラムが貢献しているとされている。
主な取り組みには、麻薬対策作戦、違法行為への取り締まり強化、リスクの高い地域での警察の目に見える活動の増加が含まれ、フィリピン国家警察(以下PNP)の指導の下行われている。
市の麻薬撲滅キャンペーンでは、2024年に1,390件の作戦が行われ、1,784人の容疑者が逮捕された。また、2024年、ダバオ警察は違法賭博への取り締まりを強化し、市内で488件の作戦を実施、1,179人を逮捕した。 未登録銃の問題に関しては、DCPOは323件の作戦を実施し、123人を逮捕、違法な武器を多数押収した。取り組みにより、市内での銃犯罪の可能性が減少したという。
道路安全も向上し、交通事故が前年比2%減少した。ただし、死者数は2023年の82人から2024年の80人であり、今後道路安全をさらに向上していく必要があると考えられる。
ダバオ市が東南アジアで最も安全な都市の1つとして認められたことは、住民や観光客にとっての魅力を一層高めるだろう。 2025年には、DCPOはモール、市場、交通ハブなどの人通りの多い地域に焦点を当て、徒歩や車両による巡回を増やす計画をしている。今後ますますダバオの発展に期待が寄せられる。
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