【News】LTFRB-Davao、過剰な料金を請求するドライバーへの規制を強化

ジプニー

陸上交通許認可規制委員会ダバオ地方支部(以下LTFRB-Davao)は、乗客に過剰な料金を請求する公共交通機関(以下PUV)の運転手に対しての監視を強化する予定だと明らかにした。

LTFRBの行政官Mizarah Arraz氏によると、彼らは積極的に規制を執行し、過剰な料金の請求、運行ルートのショートカット、制服の不着用、その他のドライバーの違反について市民に通知している。最近では、同期間は65人のPUVドライバーを過量な料金の請求を理由に逮捕している。このようなケースの大半は、ダバオ市で報告されているという。逮捕の期間についての詳しい説明はなかった。現在は適正な運賃を守らないドライバーを逮捕するための手段を講じているとのことだ。

同氏は、違反したドライバーの車両プレート番号とPUV IDを写真に撮るよう市民に呼びかけた。初犯の場合、最低5,000ペソの罰金、2回目は10,000ペソの罰金と最低30日の拘留が課される。3回目になると、運転免許の取り消しもあり得る。また、タクシーとジプニーでは、タクシーの方がこの違反で逮捕されることが多いのだそうだ。

このようなPUV運転手の行動は、乗客はもちろんのこと、規制を遵守する同業者にとっても迷惑な存在だ。大学生のJoseph Callejoさんは、学生割引を適用しない一部のドライバーに対して不満を漏らす。

ティブンコ地区からロハス地区までを走るジプニー運転手のAdrian Eaさんも、このような運転手がいることを認め、「この種の問題を避けるのは簡単ではない。この状況を利用するドライバーもいるし、乗客もお釣りが少なかったら簡単に抗議したり報告したりできると知っている。しかしもちろん、これを生業にしている者としては、聞き捨てならない話だ」と語る。

ダバオ市も、交通ルールに違反するPUVドライバー、特に乗客に適切なお釣りを渡さないドライバーを通報するよう、ダバオ市民に要請する声明を発表している。車両のプレートナンバー、タクシーナンバー、PUV IDを写真に撮り、違反したドライバーを通報することが推奨されている。

ダバオ市は、フィリピン国内ではかなり過剰請求が少ない都市だが、それはこのような規制が機能しているからなのだろう。特にタクシーは、Grabなどのアプリを使わなくても大抵は通常の料金が請求される。物価上昇に伴って燃料代の補助も出ており、政府も市民の足の重要性を認識している。今回の規制執行により、ますます厳格なPUVの運用が進むだろう。

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