2022年、ダバオ市におけるクリスマスイベントは、コロナ禍以降二年ぶりの対面開催となった。ダバオ市セバスチャン市長は、対面形式でのイベントが開催されることにより、クリスマスシーズン中はダバオ市内の交通渋滞が悪化するだろうという警告を発している。
セバスチャン市長は12月1日に開催されたクリスマスフェスタ式典での演説中、室内と屋内でのマスク着用を任意とする行政命令に調印したと発表。依然としてマスク着用「推奨」ではあるものの、居合わせたダバオ市民たちはこの発表に興奮を隠せない様子だった。18時頃に市内リサール公園で行われた本開幕式では、ダンスパフォーマンスや楽曲演奏、バレエ、息を呑む空中パフォーマンスも行われ、クリスマスに向けての盛り上がりを演出した。
ダバオ市のキタイン副市長は、今年のクリスマスのお祝いは市民たちの協力なしではこれほど盛大に祝えなかっただろうと、マスク着用やワクチンなど最低限のコロナ対策を実践してくれているダバオ市民に感謝の意を述べた。また市長は、以前から適用されている爆竹使用禁止などのルールについても、再度周知を促した。
一通りの演説の後、市長は市庁舎の近くにあるサン・ペドロスクエアエリアのイルミネーションと、クエゾン公園にあるクリスマスツリーの点灯式も行い、その後には市庁舎にクリスマスのプロジェクションマッピングも施された。この光のショーは、12月いっぱい毎晩行われる予定である。