12日(月)、ダバオ市は市内における新型コロナウィルス感染が再び拡大傾向に転じていることから、感染状況が改善しているとして緩和してきた市内の規制を15日(木)から再び強化する方向に転じる決定を行った。今回の規制強化期間は12月31日まで実施するとしている。
市長令、55号という今回の規制強化は、夜7時から翌朝5時まで外出が制限される外出禁止令が主となるが、他にもいくつかの規制強化が発表されている。外出禁止令は、以下のケースを除いて基本全ての市民に適応される。
1.外出禁止時間に業務がある全ての行政職員は外出禁止令から除外
2.外出禁止時間に業務がある全ての民間企業、事業所は外出禁止令から除外
3.医療従事者や関係者は外出禁止令から除外
4.電気・水道・インターネット等のインフラ工事従事者は外出禁止令から除外
5.漁業関係者は外出禁止令から除外、但し、違法操業は取り締まり対象
6.葬式への参加は外出禁止令から除外
7.医療が必要な場合や災害発生時は外出禁止令から除外
またダバオ市では、外出禁止令の施行により、民間企業や事業所、レストラン等の飲食業やショッピングモール等の小売業に携わる経営者らに外出禁止令時間外の営業時間に変更するよう推奨している。外出禁止令に伴って、市内に検問を設けるため、禁止時間に仕事で外出する際はIDの持参を求めている。
外出禁止令以外にも、酒類販売も毎日夜7時から翌朝5時まで禁止され、全ての公共の場所においてのアルコール摂取も禁止される。サリサリストア(個人商店)も外出禁止令時間の営業は禁止、自宅でのカラオケや騒音も夜10時から翌朝5時までは一切禁止され、違反者には罰金が科せられるとしている。