フィリピン軍は、昨日10日、現在マラウィ市内にいるテロリストは80~100人程度であると報告した。軍のスポークスマン パディラ氏によると、「軍はマラウィ市内の占拠されているエリアに依然80~100人のテロリストがいると考えているが、残念ながら5月に戦闘が始まったばかりの頃はきちんとした包囲を行っていなかった為、テロリストの一部が他のエリアに逃げ出している可能性もあり、周囲に脅威を与えている」
「しかしながら、テロリストはもはや個人や小グループに過ぎず、6月に爆破犯のアブ・ジャディド(Abu Jadid)やその他の逮捕者がカガヤン・デ・オロ市で逮捕された際、爆弾製造の材料もすでに押収されている為、イリガン市とカガヤン・デ・オロ市の脅威は既に無くなったと考えている」と話した。
軍はまた、その80~100人の中には、子供と人質、外国からのテロリスト含まれていると話し、 子供や人質が、銃撃に参加させられている可能性があることを報告。そのことが、軍の攻撃を妨げているが、子供達や人質から死傷者を出すことを避ける為に最善を尽くし、彼らを救助しようとしていると話した。
軍は別の会見にて、先週末の間に12人のテロリストを殺害し、これまでのテロリスト死亡者が計379人になったことを報告している。5月のマラウイに対する最初の攻撃時、700人のテロリスト戦闘員がマラウィ市いたと考えられているが、当局は当時、武装組織はわずか50〜100人しかいない述べていた。