【News】ダバオ市では746名の感染者を確認、市では奨学金を準備して学生支援を実施

授業風景

フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月23日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は746名であることが発表された。うち36名が死亡し、450名は既に回復したという。昨日、新たに34名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は260名となっている。

また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は1064名で、うち44名が死亡し、574名が既に回復したと発表されている。

ダバオ市及び高等教育委員会(CHED)は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で両親や保護者が仕事や収入を失った家庭の学生たちのために、奨学金制度を公表した。公表された内容によると、奨学金は学期毎に一人7500ペソが支給され、9500名分の枠が準備されているという。

奨学金が優先される学生は、ダバオ市に居住していること、海外出稼ぎ労働者で仕事を失った家庭の子ども、Eskwelaという市の別の奨学金制度を利用していないこと、他の奨学金制度を受けていないこと、両親の年収が40万ペソ以下等の条件が設定されているが、成績よりも経済的な理由で教育を受けることができない学生に焦点をあて、門戸が広く設定されているのが特徴的であると言える。