【News】ダバオ市では613名の感染者を確認、感染者増加でアグダオ地区はロックダウン寸前

フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月15日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は613名であることが発表された。うち34名が死亡し、377名は既に回復したという。昨日、新たに13名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は202名となっている。

また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は843名で、うち42名が死亡し、466名が既に回復したと発表されている。

ダバオ市は7月1日から15日まで、緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)期間と指定されていたが、その措置が31日まで延長された。同市では市内のバランガイ(行政の最小単位)毎に、新型コロナウィルスへの感染リスクを4つのレベルに区分けして対応している。危険度が最も高く設定されているバランガイ23-C、アグダオプロパー、レオンガルシアのうち、バランガイ23-Cは封鎖指定を受けてロックダウンされている。

危険度が最も高く設定されているアグダオ地区であるが、15日(水)、サラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、ここ最近の同地区における感染者の増加傾向を鑑みて、バランガイ23-Cと同様に封鎖指定を実施する必要性があるか、バランガイ単位、地区単位でロックダウンするかも含め、検討段階に入ったと述べた。

市内で2番目の規模を誇るアグダオ公設市場は、同地区の居住区で新型コロナウィルスの感染者を多く確認したことから、5月23日(土)から6月2日(火)まで一時閉鎖を余儀なくされていたが、現在は再開している。しかしながら、再度ロックダウンによって市場の閉鎖に追い込まれる状態になれば、店舗主や卸業者等は、経済的にさらに困窮していくことが懸念される。