【News】ダバオ市長「市はコロナウィルスが制御できているとは言えない」

ダバオ市災害ラジオFacebookよりキャプチャ:https://www.facebook.com/davaocitydisasterradio/?ref=page_internal

ダバオ市サラ・ドゥテルテ市長は、市はコロナウィルスが制御できているとは言えない、と述べた。

先日、大統領のスポークスマンが、隔離措置を厳格に実施しているとしてダバオ市の取り組みを称賛する声明を出した。これを受けてサラ市長は、7月12日金曜日のダバオ市災害ラジオ(DCR 87.5)のインタビューで、ダバオ市は修正版一般コミュニティ隔離措置(MGCQ)移行後も、状況を制御できているとは言えない、と発言した。

市長はまた、コロナウィルス対策は、比較を行うための指標がないため、(現在の施策が)最善であるとは言えないと述べた。

7月10日現在、ダバオ保健省の報告によるとコロナウィルスの合計症例数は718件、内、34名が死亡、433名が回復した。全症例のうち、537人がダバオ市、66人が北ダバオ州、28人が南ダバオ州、37人がダバオデオロ州、46人が東ダバオ州、4人が西ダバオ州であった。

サラ市長は「私たちがコロナウィルスを経験するのは今回がはじめてであり、前例がないためこれが最善策かどうかは分からない。地方自治体は、担当地域の状況に応じて対応している。ダバオはコロナウィルス対策のモデル都市であると言われたかもしれないが、ダバオ市の陽性患者が増加している状況を見る限り、現時点では(評価するのは)時期尚早だと思う」と述べた。

また市長は、他の地方自治体がコロナウィルス対策のためにいくつかの対策を採用することはできると付け加えた。