【News】ダバオで拡散される偽情報に注意、ダバオ市長

Davao City Disaster Radioよりキャプチャ:https://www.facebook.com/davaocitydisasterradio/

ダバオ市サラ・ドゥテルテ市長は3日、ダバオ市災害ラジオにおいて、市に蔓延するコロナウイルス関連のフェイクニュースについての注意を呼びかけた。

ここ数ヶ月の間、Facebookを中心とするSNSで、銀行や企業の倒産、施設の封鎖、感染地区や感染者情報など、コロナウイルスの影響に起因するフェイクニュースが拡散している。

一番最近のものでは、PCRテストで職員に陽性患者が出た2つの施設に関して、一時的な封鎖を行う処置をダバオ市が決定したとのニセ情報が、ダバオの一般市民のFacebook投稿から拡散。しかしサラ・ドゥテルテ市長これらは全くの事実無根の偽情報であるためフェイクニュースを拡散しないよう、ダバオ市民に呼びかけた。

ダバオ市ではコロナウイルスの影響による都市封鎖が開始された3月ごろから、特に少数民族に関するニュースとして、「少数民族居住区にコロナウイルス感染者が出ている」、「少数民族の乳幼児の死亡の原因がコロナウイルスであった」などのニセ情報がSNSを中心に拡散されるケースが相次いだ。

これに関して、少数民族の支援を行うフィリピン統一キリスト教会(UPCC)のハラン地区センターは、「少数民族の人々も、都市封鎖のために生活が悪化しており、政府からの食料配給が受けられないなど、他の貧困コミュニティーの人々と同じである。少数民族の名誉を毀損するような行為を止めてほしい」と訴えている。

サラ・ドゥテルテ市長は今年3月にも、SNSでのコロナウィルス関連のニセ情報拡散を抑止するようダバオ市民に呼びかけていた。市長はその際も、市の公式Facebookページやダバオ市災害ラジオなど、政府が検証済みの情報を入手するよう注意を呼びかけた。