【News】ドゥテルテ大統領のコロナ都市封鎖最終判断、6月15日まで持ち越し

ドゥテルテ

フィリピン大統領官邸は、6月11日(木曜日)にダバオで開催が予定されていた、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領と感染症対策部会(IATF-EID)メンバーとの会議を6月15日に延期すると発表した。

今月10日の政府発表において、大統領スポークスマンであるハリー・ロケ氏は、「大統領のミーティングは15日の月曜日にマニラで行われる。当日はコロナウイルス対策のために行ってきたフィリピン全体の都市封鎖措置の最終有効日となっている」と述べた。

ドゥテルテ大統領は6月4日にも、ダバオ市で感染症対策部会との会合を開いており、ダバオ市を含む一般コミュニティ防疫下にある都市について、今後の対応を協議した。

一般コミュニティ防疫(GCQ)の対象地域は、メトロマニラ、カガヤン、中央ルソン、カラバルソン、パンガシナン、アルバイ、西ビサヤ、セブシティ、マンダウエシティ、およびダバオ市。またその他の地区は、コミュニティ防疫における最も軽い措置である「修正版一般コミュニティ防疫」下にある。

今回の会合の延期は、コロナウィルス感染者が再び各都市で増加し始めた背景から、政府決定を都市封鎖措置(一般コミュニティ防疫)の最終日まで持ち越すことが目的であると思われる。

既に6月11日にはダバオ市からマニラへのPAL航空便も再開され、いよいよ都市封鎖の本格解除が期待される中、15日の会合とその後の政府発表に注目が集まっている。