フィリピン統計局(PSA)は、ダバオ地方での新型コロナウィルス感染拡大と感染を防止するための都市封鎖(ロックダウン)の影響で、ダバオ地方への第一四半期(2020年1月~3月)の外国人投資額は、前年同期比97.6%減少したという報告を発表した。
報告によると、2020年1月から3月までの外国人投資額はおよそ4.6百万ペソとなり、前年2019年1月から3月までの外国人投資額はおよそ1億9千万ペソであったのに対し、97.6%の減少を記録した。また昨年度のダバオ市も含めたダバオ地方全体の外国人投資額は18億ペソを記録している。
一方、ダバオ地方のお隣、ソクサージェン地方における外国人投資額は、2020年第一四半期におよそ34億ペソを記録し、これは2019年第一四半期の8700万ペソに比べると急増していることが伺える。フィリピン国内全体では、2020年第一四半期に承認された外国人投資額は294億ペソとなり、2019年第一四半期の外国人投資額460億ペソに比べて36.2%減少という結果となった。
尚、外国人投資額に関するデータは、投資委員会(BOI)、クラーク開発公社(CDC)、フィリピン経済区庁(PEZA)、スービック湾首都圏庁(SBMA)、バターン自由港経済特区庁(AFAB)、カガヤン経済区庁(CEZA)の外資受入機関報告から抜粋されており、北ミンダナオ及びバンサモロ自治区のデータは提供されていない。