フィリピン大学ミンダナオ校の准教授Annabelle U. Novero氏は、フィリピンの農業にとって、さらなる競争力のある科学技術産業を促進する為の研究開発追加予算が必要だと語った。
同氏は、追加予算が得られることによって、より多くの研究施設・設備が整えられ、多くのラボラトリーテストが実施されることで、フィリピンの農業やその他セクターの改善につながるとしている。また同氏は、ダバオ地方のココナッツに関する研究結果についても言及し、同地方のココナッツ農家にとって非常に有益であるとも付け加えた。
また、ダバオ市は直接被害を受けることは少ないものの、ミンダナオ島北部や、ミンダナオ以北の各地域は、台風の通り道としても世界的に知られ、自然災害の多い地域である。フィリピン大学のJose Ildefonso U. Rubrico氏はこれについて、人工知能(AI)やロボット工学技術の研究に資金を充てることができれば、非常に役に立つモニタリングサービスを提供することができると説明している。
このような環境の中で農業に従事する人々の暮らしを改善するためにも、今後の十分な研究開発費用の確保に期待をしたい。