10月9日、ダバオ市内のRitz Hotelにて、フォーラム「People and the Sea in Davao City(ダバオ市の民と海)」が開かれた。
イベント当日には、国内の天然資源の調査や開発、保護などを管理・監督している環境天然資源省-生物多様性管理局(Department of Environment and Natural Resources Biodiversity Management Bureau、以下DENP-BMB)を担当するCristina Marlene P. Rodriguez氏が、フィリピンにおける海洋生態系の多様性について光をあてた。
同氏はまた、その豊かな海洋生態系からフィリピンは漁業が最も盛んな国の一つとなっていること、それによって沿岸地域に住む6400万人超の人々の生活を支えていることを述べた。なお、2016年におけるフィリピンの漁業生産量は430万トンとなり、2290億ペソに相当するとのこと。
これらの貴重な天然資源を守るための取り組みとして、公的機関と民間機関は協力して、国内に海洋保護区域(marine protected area、以下MPA)を作ることを推進している。
なお、ダバオ湾はBMBが導入したSMARTSeasプロジェクトの監視対象の一つでもあり、同プロジェクトはMPAの強化、ならびに海洋および沿岸の生息地の劣化を減らすネットワークの構築を目指している。
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