ダバオ市は7月2日、セブからダバオに到着した一部の商用便の乗客に複数のコロナウイルス陽性患者が見つかったと発表した。
セブ市では6月15日に一般的コミュニティ隔離措置(GCQ)が解除される予定であったが、同市での急激なコロナ陽性患者の増加を鑑みて、ロックダウンに準ずる「修正版強化コミュニティ隔離措置(MECQ)」を再導入している。
ダバオ市サラ・ドゥテルテ市長は、水曜日のダバオ市災害ラジオ(DCDR 87.5)のインタビューにおいて、今回の発表はセブからダバオに到着した乗客に対して行われたPCRテストの結果に基づいていると述べた。
サラ市長によると、ダバオ保健当局は先週から、フィリピンへの帰国者とダバオに取り残された個人を対象としたクイック診断テストを中止し、代わりにダバオへ到着する商用便の乗客に対してランダムPCRテストを実施しているという。
また市長は、地方政府には商業便の全乗客をテストする余裕がないため、ランダムにPCRテストを提供していると説明した。
ダバオ市関係者は、ダバオ市が修正版一般コミュニティ隔離措置(MGCQ)に移行したことで、今月1日から15日までの間により多くの乗客が到着すると見ている。同市は、ダバオ市民に対して帰省者からは距離を取って感染から身を守るよう注意を促し、帰省者に対しては14日間の自主隔離を呼びかけている。