国内で依然として感染拡大が続く新型コロナウイルス(以下、Covid-19)。首都のマニラと比較して、地域隔離などの徹底により、何とか感染拡大の速度を抑えているダバオ市ではあるが、徐々に感染者数を増やし、3月31日時点で市内の感染者数は60名に迫っている。
感染者の中には、8名のフロントライナー、いわゆる医師や看護師などの第一線でCovid-19と戦う医療従事者が含まれている。現在これらの8名は、南フィリピン医療センターに入院している。8名のうちの5名は同病院に勤めている者だということだ。
保健省ダバオのAnnabelle Yumang氏は現在の状況について、すでに陽性と判明し、入院している8名の他にも、感染が疑われる医療従事者がリストアップされており、検査の結果を待っていると説明している。
フィリピンでは、国内で医師や看護師の不足が問題となっており、このまま感染者数が増加し続ければ、ダバオ市でも最前線でCovid-19の対応にあたる者が足りなくなり、治療自体が困難になってしまう可能性がある。そのような最悪の事態を防ぐためにも、個人単位でできる予防を心がけていきたい。
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