技術教育技能開発庁(Technical Education and Skills Development Authority:以下TESDA)のダバオ・オクシデンタル州オフィスは、地元のルマド族女性30名に対して、適切な家畜の取扱および生産の訓練プログラムを提供することを発表。ルマドとはフィリピン南部の先住民の総称である。
訓練生は8つのグループに分かれ、そこからさらに技能訓練に基づいて3つの班に分けられる。4グループで構成された1班は山羊の飼育・生産の訓練、2グループの2班は豚生産の訓練、そして最後の班は鶏肉生産のプロジェクトをそれぞれ行うとのこと。
同オフィスのAlfredo V. Panuela Jr.氏は、コミュニティベースの技能訓練プログラム下で、ライフスキル能力や起業家トレーニングを実施していくと述べ、同訓練プログラムは「上記課程を満足に受けられない”社会的に無視された”人々への訓練提供」を目的としていると説明した。
なお、同氏は本プログラムが元々は訓練生に対し生活を与えることを意図していたことを明らかにし、結果的に彼女たちの雇用も決まれば素晴らしいと語った。