ダバオ市商工会議所の関係者であるマリルー・アンプアン氏は、ダバオ市がフィリピン国内のイスラム教徒に優しいパイロットプログラム地域になることを発表した。
記者会見において同氏は、5月1日から6日にかけて開催されるハラール・ウィークイベントにて国内ハラール基準プログラムが開始され次第、フィリピン貿易産業省が観光省と共同してプログラムを実施する予定であることを明らかにした。
ダバオ市はイスラム教徒が平和に暮らせる場所として、3兆ドルの市場規模を持つグローバルハラールマーケットで競争しているほか、イスラム教国にとっても新たなツーリズム・デスティネーションとして認知されていくことを目指して盛んに活動を行っている。
アンプアン氏は、現在ダバオ地方におけるハラール認定施設は現時点で8社のみであるものの、ハラール認定の宿泊施設をはじめとした事業を立ち上げる投資家が今後も増えていくことへの期待を表明した。