フィリピンの独立系世論調査「RPMD Foundation Inc.(以下RPMD財団:RPミッション・アンド・デベロップメント財団)」が自主的に実施した世論調査と行政評価プログラム「Boses ng Bayan(国民の声)による行政評価指数(以下IOG:Index of Governance)」の最新結果が発表され、ダバオ地方の各市長に対する住民の信頼度と行政運営に関する評価が明らかになった。
今回の調査では、ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長が、信頼度82.5%、実績評価83.7%を記録し、総合指数(IOG)83.1%で首位となった。また、回答者によるリーダーシップや行政運ダバオ営への評価を基に、パナボ市、タグム市、ディゴス市、マティ市の各市長についても順位付けが行われた。
RPMD財団は、2026年4月1日から8日にかけて、ダバオ地方の登録有権者5,000人を対象に、無作為抽出法による対面調査を実施した。調査対象には全ての社会経済階層が含まれている。
RPMD財団によると、調査の誤差は95%信頼水準で±1%となっており、ダバオ地方全体の世論を統計学的に適切に反映した結果だとしている。
統計的な差が認められず、2位となったのは、パナボ市のホセ・レランパゴス市長とタグム市のレイ・ウイ市長で、ともにIOGで81.8%を記録した。レランパゴス市長は信頼度81.6%、実績評価82.1%、ウイ市長は信頼度80.8%、実績評価81.4%で、いずれも市民からほぼ同水準の支持を得ていることが示された。
3位はディゴス市のジョセフ・カガス市長で、IOGは78.0%だった。内訳は信頼度77.5%、実績評価78.6%。続くマティ市のジョエル・マヨ・アルマリオ市長はIOGが73.0%で、信頼度72.3%、実績評価73.7%となった。
RPMD財団は、IOGについて、「住民からの信頼」と「行政運営の実績」を組み合わせて評価することで、地方自治体の首長の統治能力を総合的に測る指標だと説明している。
調査では、市長のリーダーシップ、財政運営、社会福祉サービス、治安維持、インフラ整備、防災対策、環境保護、デジタル行政、透明性と説明責任、住民ニーズへの対応力など、行政運営の主要分野について回答者に評価を求めた。
RPMD財団の事務局長で国際情勢・政治アナリストのポール・マルティネス博士は、「優れた行政運営は、住民からの信頼だけでなく、行政サービスをどれだけ効果的に提供しているかという実績の双方によって評価されるべきだ」と述べ、今回の調査結果はその考えを裏付けるものだとの見方を示した。
また、「優れた地方行政は政治的な人気だけで測られるものではない。質の高い公共サービスを継続的に提供する能力、住民からの信頼を維持する力、そして具体的な成果を上げる実行力によって評価される」と強調した。
さらに、「地域住民のニーズに的確に応え、住民の生活の質の向上につながる施策を着実に実施している地方自治体の首長ほど、より強い住民の支持を維持している」と指摘した。
RPMD財団はまた、今回評価対象となった5市の市長全員が、同財団が設定するIOGの合格基準である55%を上回ったと報告した。
財団によると、行政運営指数が70%以上の場合は住民から極めて高い支持を得ていることを示し、地方自治体の首長が住民のニーズに応え、透明性と説明責任を備えた行政運営を実践する能力に対して、継続的に高い信頼が寄せられていることを意味するという。






