南フィリピン医療センター(以下SPMC)は、病床数を2,500床に拡大する増床計画案がフィリピン下院で承認されたと発表した。
SPMCのリカルド・オーダン院長によると、今回の増床計画は全診療部門を対象としており、実施に伴い大規模な人員確保が必要になる見通しだ。現在の職員数は6,250人で、内訳は正規職員3,720人、臨時雇用2,300人となっている。
オーダン院長は、増床により院内の混雑緩和や専門医療サービスの拡充、患者対病床比率の改善が進むことに期待を示した。また、高度医療技術やインフラへの投資を促進するため、国会による年次予算の増額も見込まれるという。
2026年3月4日のメディアフォーラムで、オーダン院長は「下院で承認されたことは大きな一歩です。正式な法律として成立するまでには時間を要しますが、準備は進めていきます」と述べた。なお、下院委員会での審議および承認は2026年2月25日に行われた。
審議では、オーダン院長がSPMCの統計データを提示したところ、議員から「3,000床を目指すべきだ」との提案も出されたという。
またオーダン院長は、米誌『ニューズウィーク』が発表した「世界のベスト病院ランキング2026(World’s Best Hospitals 2026)」で、SPMCがフィリピン国内29位にランクインしたことにも言及した。
このランキングは、医療の質や治療実績、専門家の評価、機関全体のパフォーマンスといった指標に基づいて評価されたものである。





