ダバオ市は警戒レベルが3に引き上げられることになったが、これにともない、修正された酒類販売禁止令が延長され、代わりに夜間外出禁止令が解除されることとなった。6月30日まで続くことになる。
ダバオ市長サラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、1月12日に市長令1を発出した。今回の市長令は、フィリピンの非常事態が9月12日まで延長されたことと、ダバオ市が1月14~31日まで警戒レベル3まで引き上げになったことにともなって発出された。また、ダバオ市は1月12日現在、811名が新型コロナウイルスの陽性となっている。2020年3月からダバオ市では54,700名が新型コロナウイルスに感染し、うち1,795名が亡くなっている。ただし、ワクチン接種がかなり進んでいるダバオ市では、1回目の接種を終えた人が目標人数の95.5%、2回目の接種を終えた人が90.2%いる状況だ。
市長令では、毎日午前1~8時まで酒類の販売を禁止している。この時間は誰もお酒の販売ができない。また、バーやレストラン、サリサリストア、ビデオケなどの施設や、路上や門の外などの屋外での飲酒を24時間禁止している。お酒は私有地でしか飲むことができない。その一方、ダバオ市の夜間外出禁止令は全面解除となる。
深夜にお酒を買うことはできなくなるが、自宅で飲むのは大丈夫なようだ。以前酒類を買うことさえできなかった状況と比較すれば、よくなっているのかもしれない。