【News】ダバオ市の子どもをポリオから守る。予防接種プログラムで接種率99%を記録

HOJ

ダバオ市では10中旬から来年1月にかけて、ポリオの予防接種プログラムが実施されている。プログラムでは、ダバオ市の生後59カ月までの子ども全員を対象とし、全3回のワクチン投与を行う。

10月中旬から11月初週にかけて行われた第1回目のプログラムでは、接種率99.1%を記録した。この数値は、生後0カ月から59ヶ月の186,186人の子どものうち、185,186人が予防接種を受けたことを示している。

予防接種は病院、教会、学校など様々な場所で実施されたほか、各家庭への訪問も行われた。しかし、市保健局(City Health Office)のJulinda Acosta氏は、予防接種率が100%に到達することはないだろうと述べた。その理由として、高熱や肺炎などで入院している子どもたちに予防接種を実施することが不可能であることや、宗教上の理由で子どもの予防接種を拒否する保護者の存在、過去のデング熱ワクチンの不祥事からワクチンに対して拒否反応を示す人々がいることなどを挙げた。

今回の予防接種プログラムは無料だが、全3回すべてに参加することが求めれれている。Acosta氏は、保護者の負担に理解を示しつつも、子どもの健康のため、参加を呼びかけた。第2回目の予防接種は11月末からから12月初週にかけて行われる予定だ。