【News】ダバオ地方、第1四半期の輸出額が82.9%増加

果物

ダバオ地方における最大の輸出品目であるパイナップルやバナナは、日本、韓国、イラン、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦が主要な輸出先である。フィリピン統計局が発表した統計によると、今年1月から3月にかけてダバオの農産物輸出量は14億キログラムに達している。これにより、2019年第1四半期の輸出額は7億5,620万ドルとなり、2018年の4億1,340万ドルから82.9%増加していることになる。

また、キャベンディッシュや他のバナナの輸出額においても2018年の1億6,150億ドルから4億6,970億ドルに上昇し、バナナの合計輸出量は10億3,000万キログラムとなった。フィリピンバナナ栽培輸出業協会のStephen Antig氏は、バナナの価格が上昇しているのは、ミンダナオの一部の地域の干ばつにより2019年の第1四半期のバナナの収穫量が7%減少したためだと説明している。その他の輸出商品には、ココナッツやライチ、ジャックフルーツ、マンゴー、活性炭、金などが含まれている。

Mindanao Development Authorityの広報官であるAdrian Tamayo氏は、投資、インフラ、制度的支援の適切な組み合わせが、ダバオ地方が世界と行う貿易活動の加速を進めていると述べた。また、より多くの投資家がダバオ市の経済成長に関心を示し、投資を行うことで、経済的機会や雇用機会の増加も期待できる。