非政府自然保護団体のInterface Development InterventionsのLemuel Manalo氏は、都会の緑地状況の改善を目指し、「都市緑地の地理的マッピングおよびモデル開発提案」の創設を計画していると発表した。
Manalo氏は5月3日に行われた記者フォーラムにて、人口の増加により、ダバオ市がインフラ整備や土地転換を優先したことが湿地帯や自然林の減少につながったと指摘し、急速な都市拡大が行われる中、ダバオ市が可能な限り環境に優しい都市であり続けることを望んでいると述べた。
ダバオ市の総合開発計画(Comprehensive Development Plan)は、公園や広場不足が深刻な問題だと指摘し、一方で同市の総合土地利用計画(Comprehensive Land Use Plan)では、問題対処の一環として、バランガイ内の樹木公園や河岸沿いの遊歩道の整備などが提案されている。
ダバオ市は総面積が14.76ヘクタールに及ぶ19か所の公立公園を所有しているものの、世界保健機関が定めている基準「一人当たり9平方メートル」を満たせていないのが現状である。