ミンダナオ開発庁(Mindanao Development Authority)のRomeo Montenegro氏は、農業およびアグリビジネスセクターは、依然としてミンダナオ島に最も多くの成長機会を与えていると述べた。
ミンダナオの強みは農漁業セクターにあり、また、国土の36%を占めるミンダナオ島では国内の全農産物の40%以上が生産されていて、漁業セクターも国の総生産量の60%強を占めていると、Montenegro氏は述べている。
ダバオ市投資委員会(Board of Investment:以下BOI)の2018年のデータによると、昨年承認された投資のほとんどが農業、林業、漁業に集中していたことから、ダバオ地方についても同じことが言えるとのこと。
さらにBOIは、ミンダナオにおけるこれら産業を中心としたプロジェクトの承認に重点を置いており、昨年だけで628億ペソの予算を割り当てている。本額は以前の費用(323億ペソ)の二倍とされていた。
同氏曰く、「ダバオ地方及びミンダナオ北部は、戦略的な立地と接続性インフラの利用などの理由から、ミンダナオ地域への投資においてトップである。これは、ミンダナオが同国の次の投資先であることを位置付けている」。