【News】台風「ライ(フィリピン名:オデット)」の被害が徐々に明らかに、ミンダナオも北部スリガオで被害

フィリピン国旗

17日木曜夜からフィリピンを襲った強力な台風「ライ(フィリピン名:オデット)」の影響が、徐々に明らかになってきた。ミンダナオでは北部のスリガオ州で被害が発生し、すぐにさまざまな支援が入った。特にミンダナオやその付近における、オデットの現在把握している状況についてお伝えしたい。

フィリピン軍は、ミンダナオ北部のスリガオ州、およびミンダナオから北に浮かぶディナガットアイランズ州へ緊急支援物資を運ぶのに、非常に苦労したと述べている。軍には、動ける海軍および空軍がいるか、確認があったという。また、ある政府のFacebookページには、「軍のトラックをスリガオ市に派遣できるか指示をまだ待っているところです。ブトゥアンからスリガオ市の高速道路がすでに地すべりの対応が終わり、通れる状態だとも聞いています」と書かれていた。

すでに軍では、食料をもっていくために、フィリピン空軍がスリガオ市空港に19日日曜に派遣されることが計画されている。また、海軍の船2隻はすでにスリガオ市に到着しており、食糧や薬をディナガットとスリガオに運んだ。さらに、オーストラリアの支援物資としてろ過装置が供給され、安全な水を確保できるよう動いている。

また、ミンダナオ北部のブトゥアンに駐留するJonald Romoroso大尉は、17日金曜日に上陸を試みたときの様子を語った。そして、衛星電話と通信機器を同日にもっていこうとディナガットに上陸を試みたときに、天候の影響で上陸できなかったと述べた。そして、この日のスリガオの状況についても語り、空から見た観光名所である同島が「完全に壊滅した状態」であったと語った。そして、「家や庁舎のほとんどの屋根が吹き飛んでいました。ものすごい台風のなかどうやって生き残ったのか不思議に思うほどです」と語った。

また、当時は弊社スタッフもスリガオにおり、翌日は電波が不安定な状態に陥った。その彼に、当時の状況を伺った。(日本語も話せるため、彼の言葉をそのまま記載いたします)「2021年12月16日9時頃から3時頃まで強い風が吹いていました。その時から電気がなかったです。3時頃、風が弱くなったが、雨がまだ止まっていません。その自然災害で、一部の電気の電柱および木が倒れましたが、おかげさまでダメージがそんなに大きくありません。そして、激しい洪水もなかったので良かったです。しかし、夜の11時頃でしょうか、電波がなくなったため、昨日の夜まで携帯電話などが使えなくなりました。」弊社スタッフは幸いにも無事だったが、当時の状況を「怖かったです」と振り返った。

クリスマス前にフィリピンを襲った台風オデットの影響は、私たちの想像をはるかに超える状況だ。

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