ダバオ市は、2020年に開催されるフィリピンのMICE(大規模ビジネス会議)の開催地へ立候補するため、入札を決定した。
MICEとは企業等の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を取ったものだ。ビジネス目的で訪れる観光客は観光地で消費する金額が大きいうえ、地域のビジネスの促進が期待できるなど、付加価値が大きい。
ダバオ市観光部門(Davao City Tourism)のGenerose Tecson氏は、ダバオ市にはMICEを開催するための施設が整っているほか、競合地方と比較して、地元企業と市政が協力関係を築き上げている点で、MICE開催に有利だと述べた。
ダバオ市観光部門は、観光局( Department of Tourism)の観光推進委員会(Tourism Promotions Board)に対し、積極的なプレゼンテーションを行っており、結果は10月23日に提示されるという。
日本でも、大阪でのIR設置が検討されている間、MICEをカジノに隣接させることの意義が取り上げられた。フィリピンでもMICEは注目されており、今回の競合地方はイロイロとクラークだ。