【News】観光制限の緩和からダバオ市のバス需要が増加、その現状とは?

バスターミナル

3月に入って、観光の制限が緩和されてから、バスの利用が伸びているという。そのため、ダバオ市ではバスの本数が足りないという問題が生まれているという。その現状をお伝えしたいと思う。

3月18日、災害ラジオのインタビューにて、 ダバオ市陸上輸送ターミナル(Dcott)長であるAisa Usop氏は、観光の制限が緩和されてからの様子について語った。Usop氏によると、1日に400~500台ものバスが行き来しているという。

そして、地元のバス会社から、Dcottの運営チームに対し、午後9時までバスの運用を許可してほしいとの申し出があったという。同氏は、ダバオ市の午後9時~翌朝午前5時までの夜間外出禁止令は、ダバオ地方間での移動に関しては対象外となるので、問題ないと語った。24時間バスターミナルを開けてほしいという申し出もあったようだが、現状は市の夜間外出禁止令に従い、始発便を午前4時、最終便を午後9時としているという。

さらに、Usop氏は、バスの急激な需要の急増を迎え、45分~1時間に1本だったバスの本数が、今では30分に1本にまで回復したと語った。現在、ダバオ市外へのバスとして、Butuan、Cotabato、およびCagayan de Oro行きのバスが運行している。

このように需要は急増しているが、バスは依然として最大乗者数の50%に抑えて運行されている。ソーシャルディスタンス確保のためだ。

そして、医療証明書や旅行許可証といった書類の提出も必要なくなった自治体が出てきており、身分証明書(IDカード)さえ提示すればよくなっているという。さらに、搭乗者には「travel”manifesto」という紙に簡単な個人情報と旅行先の記入が求められ、こちらは追跡調査に使われるという。さらに、同氏は、QRコードの携帯を求めない自治体も一部あると語っている。

観光需要が広がっているが、感染対策との狭間で考慮しなければならないことも多くありそうだ。